組子障子
東京都町田市にある日蓮宗寺院「浄運寺」には、日本伝統の組子細工を用いた圧巻の障子(建具22本)が納められています。
着色せず天然木のみを使用し、総部品数は約29万5千個にも及ぶ全国的にも非常に珍しい精巧な芸術作品です。
平成16年10月の完成は、浄運寺の将来にとって大切な財産となる大きなきっかけとなりました。
浄運寺の組子障子の特徴
完成:平成16年10月完成。
使用される木材:木曽檜、神代杉、神代栗など15〜18種類の天然木を色分けとして使用しています。
職人技:釘や金具を一切使わず、細い木材を組み合わせて文様を作り上げています。
代表作:本堂にある書院間仕切り『老松』や、書院入口『扇の舞』など(塩澤工芸 製作)。
製作:塩澤工芸
釘や金具を一切使わず、天然木のみで文様を組み上げる伝統技術を受け継ぐ職人集団「塩澤工芸」による製作です。浄運寺の組子障子も、その匠の技によって生み出されました。
代表の塩澤正信氏は、建具店を営む父のもとに生まれ、小学4年生のときに出会った組子細工に魅了され、中学卒業後に父の会社で修業を開始。その後の苦難を乗り越え、25歳で独立して「塩澤工芸」を設立しました。10か月をかけ15万3千個の部品で仕上げた大作は内閣総理大臣賞を受賞するなど、確かな技術と情熱で組子細工の伝統を今に伝えています。